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年に2回のご挨拶!失敗しないお歳暮・お中元

「手続きNET」のミキです。
今回は、今年もこのシーズンとなりました「お歳暮」についてお話しようと思います。
送る時期は?誰にどうやって贈ればいいの?何が喜ばれるの?・・・毎年のことだけれどどこか悩んでしまうなんてことありませんか?
日頃の感謝の気持ちを伝える為の贈り物なのに、逆に失礼があっては元も子もありません。 そうならないように、基本的な知識だけでも身につけておきましょう!

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贈る時期は?

お歳暮は、大体12月初旬から20日くらいまでが妥当とされているようです。


ただ、
「あ!あの上司にお歳暮を贈るの忘れてしまった・・・」
「お歳暮を貰ったけれど、確かこの方には贈っていなかったような・・・」
お世話になっているのに、たまたまリストから洩れていて贈れなかった。
明日から新年、もしくは年賀状を貰って名前を見て気がついた・・・なんてこともあるかもしれません。


でも、そんな時でも大丈夫。
例えば年内にお歳暮を贈りそびれ相手に贈り物を届けられない時は、「お歳暮」ではなく「お年賀」として相手に品物を送ると良いでしょう。


年明けで「明けましておめでとう!」ムードの中、「お歳暮」なんて荷物が届いたら相手もビックリしてしまいますよね?
まあ、基本的に「日頃の感謝」の気持ちを贈り物で表現するという問題なので、贈ってこなかったからと言ってそれに対して文句を言うのはおかしな話ですが、古来からの日本の伝統的な「年賀状」と一緒で、「お歳暮」というのは、日本ではある意味儀式的なものなのかもしれませんね。


とにかく、そういう時は焦らず、それに変わる手段で対応すれば問題ありません。
そつない対応で、ピンチを乗り切ってしまいましょう!

何を贈ったら喜ばれるの?

ハムにビールにギフト券、食用油・・・TVCMでも色々と宣伝をしているし、候補を考えた時、いくつか頭に浮かぶメーカーさんもあるかと思います。


実際にこのシーズンになるとデパートや商店がこぞって様々な品物を店頭に並べますよね。
でも、ズラリと並んだそれらの商品、一体何を贈れば相手は喜ぶでしょうか?


ミキの家にも、シーズンになるとちらほらと商品が届きます。
せっかく貰った商品でも、「これは余り好きじゃないんだよな」と家族中が倦厭してしまう物も全く無いとは言えません。


そう、贈る時の商品チョイスで一番大事なのはそこ!
「これが一般的だから」と品物を選んでも、貰う相手にとっては迷惑だった、ということが全く無いわけじゃないんです。

プレゼントを選ぶ時と一緒ですね。
お酒が飲めない人にアルコールを贈る、病気で糖分摂取を控えている上司に甘い洋菓子を贈る、お酒を取り扱っている会社の方に、ライバル社の製品を贈る・・・それこそ、先にも言いましたけど「感謝の気持ち」が「失礼」になりかねない訳です。


なので、品物自体はデパートや商店に候補があるのでその中から選べばいいわけですが、
誰に何を贈るかという基準に関しては、その人との付き合いや嗜好などをきちんと調べてからにした方が無難です。


あとは金額
「あの人にはお世話になったから」「上司だから奮発をしよう!」・・・思惑があるのは分かりますが、だからといって金額が高い物を贈れば喜ばれる、というわけではありません。


お歳暮の品物の相場としては3000円〜5000円ぐらいではないでしょうか?


悲しい事に、お歳暮ギフトを選びに行くと、「あ!これはうちに来たのと一緒だ!」なんてこともあるわけで。
うっかり相手側からの金額が分かってしまったりしちゃうんですよね。そこで慌てて金額を修正したりして・・・予定していた物よりも金額が上がって焦ったなんてこともあるんじゃないでしょうか?


あまりに値段がかけ離れていると贈り先に余計な気を使わせてしまうこともありますから、相手側とつり合うような金額の品物をチョイスできるとベストですね。

贈る時の注意事項は?

お歳暮を贈る時の注意事項としては、時期・品物の種類、金額そして・・・あとは発送方法ですね。
これはミキのお友達が実際に体験してしまった事なんですが、その友達がお歳暮を某デパートに買いに行った時の事。


お歳暮の品物を選んで、その発送を手配してもらう時に、
「これとこれは、主人の名前でお願いします」
「これは、私の名前でお願いします」


・・・ 自分の実家や旦那さんの会社の上司、恩師には旦那さんの名前で。

自分の会社の上司には自分の名前で・・・そんな風に、品物によって贈り主の名前を分けていました。


受けてくれたのは、ギフトセンターのスタッフさん。
ただこのお歳暮シーズンは忙しいが為に臨時でアルバイトを雇ったりしますよね?どうも受けてくれたのが、臨時で雇われたアルバイトの子だったみたいで、カウンターで話ながら仕事を依頼するも、機械を取り扱う手つきが非常にぎこちなかったそうです。


若干不安に思いつつも、品物を依頼して家に帰ってきたミキのお友達。
ところが、実際に品物が贈られ始めて問題が発生・・・たまたま、このお友達の実家が近くにあったもので一番初めに品物が届いたみたいなんですが、
「お前の名前でお歳暮が届いたんだけど・・・」
そんな電話が、実家から入ったそうです。


依頼したときには、実家には旦那さんの名前でとお願いしたはずなのに・・・その友達は慌てて配送センターに電話をしたそうです。すると、なんと依頼した品物が全て、その友達名義で発送されるように手続きがされていた!


・・・つまり、カウンターで発送を依頼した時には依頼主を分けてお願いし登録してもらったはずなのに、その後の機械操作ミスで発送主が全て、ミキの友達に変更登録されてしまっていたようなのです。
旦那さんの上司にお歳暮を贈るのに自分の名前で贈っても仕方がない。
慌ててそこで全ての品物の配送をストップしてもらい、もう一度発送主を登録し直すことで、この件は解決したそうです。


たまたま自分の実家に届いたのが一番先だったから良かったものの、知らなければ大変な事になっていたのよ・・・と、ミキの友達は苦笑いしていました。


現在では、大きなギフトセンターでは本人と確認をしあいながらその場で全て登録をしてくれますが、小さな所や個人商店などではそちらまかせの所もあるかとは思います。


自分ではきちんと依頼をしたつもりでも、実際は違ったなんてことも全く無いわけではないのです。

贈り先・贈り主は、任せきりにするのではなくしっかりと、自分で確認する事が大切です。

 

お歳暮を貰ったら?

お歳暮は、自分が贈るだけでなく贈られる事も少なくありません。
そんな時に、貰いっぱなしでよいのでしょうか?


一般的には、電話でお礼を言ったりお礼状を書いたりするのが主流です。
取引先の方にお贈りする時なんかはお礼状を書くといいかもしれませんね。


とはいえ、同僚や仲が良い友人にならともかく上司に対して「ありがとう、美味しかったです!」なんてフランクに返すというわけにもいかないのが、社会人の辛い所。
現在では色々なwebサイトや書籍などもありますので、色々なところの「礼状」形式を参考にすると良いかと思われます。


以下は分かりやすくお礼状の文例や注意事項を掲載しているサイトです。参考にしてみてくださいね。

 

<< お礼状に関する参考サイト >>

●「わかりやすい葬祭マナー」
http://www.tetuzuki.net/daily/sosiki.html

●「礼状の書き方」
http://www.tetuzuki.net/daily/tegami.html

次回のコラム予告

---毎年1回の出来事ですが、出来れば失敗がないようにそつなく済ませたいですよね。
贈る相手に日頃の感謝の気持ちを伝える為の、参考になれば幸いです。さて次回もお楽しみに!


コラムの内容は予告なく変更になる場合がありますので、ご良了承ください。